【重要】ご利用前に必ずお読み下さい。
試験担当教員が明確に再配布・オンライン上での頒布等を禁止している試験問題の投稿は推奨していません。
本サイトでは、試験過去問をインターネット上で公開することによる学生の利益を最大限達成することを目指し、
当該教員から削除の要請があった場合にのみ、試験問題の公開を停止しています。
本サイトでは、京都大学工学部に通う学生個々人の学習環境・経済的事情に起因する教育格差を是正するため、過去に講義で出題された中間試験・期末試験（以下、過去問と呼ぶ）等の試験問題を学生から収集し、公開しています。
現在、京都大学に通う学生の中には、自身のアルバイトによって生計を立て、奨学金の貸与を受けるなど金銭的な不安を抱えていたり、持病と闘いながら、あるいは日本という外国の不慣れな言語環境の中で、日々学問に励んでいる人が多くいます。
従来、試験過去問は、専ら部活やサークルの上回生や同回生の友人等の人間関係に頼って入手することが一般的でした。
大学生という多感な時期に多くの人と積極的に交流し人間関係を深めることは言うまでもなく重要なことですが、個々人の学習環境・経済的事情等によっては、部活やサークルに所属する時間的・金銭的余裕が無いなど、人間関係に依存して過去問を入手することが困難である場合があります。
試験過去問の公開状況は教員によって差が存在し、京都大学で行われる講義の多くは基礎・理論を重視するものであるあまり、応用の演習問題・練習問題を講義で扱うことが、例外はありますが、必ずしも多くありません。中間試験・期末試験として出題される試験問題の多くは、個々の学生の学習状況に対応して講義の単位認定や成績評価を行うために使用するものであるため、学習者が自らの理解度を測るための演習問題・練習問題として最適です。過去の試験問題を多く入手し演習を重ねることで、講義の単位認定に一歩近づくだけでなく、学問に対する本質的理解も深めることができます。
本サイトでは、過去の試験問題が大学での学習において果たすこのような重要な役割と、個々人の学習環境・経済的事情がその入手の可否に影響を与え得ることを認識した上で、教育格差を可能な限り是正することを目的に、活動を続けています。
近年では、学科によってはLINEオープンチャットが作られ、DropBoxやGoogleドライブでファイル共有が行われるなど、過去問の入手難易度の低下とそれに伴う教育格差の是正は着実に進みつつあります。このような時勢に鑑みて、過去問サイトの意義は今後問い直されていくことでしょう。
しかしながら、DropBoxやGoogleドライブによるファイル共有は、それが確実に引き継がれていくことが難しく、せっかく収集した試験問題が散逸してしまうという問題が存在することも、私たちは認識しています。インターネット上に誰でも閲覧できる形でオープンに試験問題を共有することで、過去問サイトがいわば試験問題の「集合知」を形成することが、1つの解になるのかもしれません。
なお、このような本サイトの取り組みは、国連が提唱するSDGs（持続可能な開発目標）の理念の幾つかを体現するものでもあります。「4、質の高い教育をみんなに」、「10、人や国の不平等をなくそう」などです。
最後になりますが、本サイトのこのような取り組みは、ひとえに過去問を利用し提供して下さる利用者の皆様により支えられています。これからも、暖かいご支援と過去問を賜り、活動を見守って頂ければ幸いと存じます。KU1025をよろしくお願いいたします。
- Q & A
- KU1025の「1025」って何？
→ KU1025は元々、物理工学科の学生のための過去問サイトとして出発しました。京大の学籍番号の冒頭4桁は所属部局を指示しており、物理工学科の学生には「1025」が割り当てられていることが、その由来です。現在は物理工学科だけでなく、工学部全学科・研究科から試験問題を収集していますが、名称を変更する予定はありません。
- 工学部以外の学部の試験問題も投稿して良いん？
→ 良いです。投稿された他学部の試験問題は「他学部聴講科目」のページに公開されます。
- 探してる試験問題が無いんやけど
→ そこに無かったらありません。ただし、量子物理学1(宮寺)2019.pdfのように物理工学科や情報学科など、複数の学科に渡って開講されている科目の試験問題は、いずれかの学科の試験問題として処理されている場合があります。
本サイトは、上記のような理念を持ちその目標を達成するための活動を続けていますが、教員の皆様により作成された試験問題の著作権を尊重します。もし現在掲載されている過去問の公開を停止する必要がある場合は、1025.kuexam[at]gmail.comまで、該当教科名・年度をご連絡下さい。速やかに対応致します。
また、私たちの活動を支援したいということがございましたら、カンパして頂くか、上記メールアドレスまでご連絡頂ければと思います。過去問の提供も是非受け付けています。教員の方々にとっては、あまり嬉しくない活動かもしれませんが、上記理念に鑑み暖かく見守って頂ければ幸いです。