KU1025について詳しく
KU1025には日々多くの過去問が寄せられており、クラス・学科単位で使用していたと思われるGoogleドライブのフォルダが寄せられることもあります。
KU1025では、可能な限り多くの学生が過去問を閲覧できるように日々更新に励んでいますが、運営者の人的・時間的リソースの関係もあり、その全てを即時的に反映することは難しい状態にあります。
KU1025は有志団体であり、これまでも物工縦コンや工学部新入生クラス交流会、Gmail・TwitterのDM等で運営者を募集してきました。
今回、新たな試みとして、未整理の過去問フォルダを一般公開します。
これにより利用者はKU1025に正規公開されている以上の過去問を（上手く探せば）入手することができます。
また、KU1025の運営者となるのは嫌だけど過去問の整理には協力してみたいという潜在的な需要を拾うことも目的としています。
利用者が運営の一部を担うことができるという仕組みとして活用することを目指しています。
もしお手伝い頂ける方がおられましたら、
こちらのGoogleドライブに保存されているファイルを調べ、以下の条件を満たしているか確認の上、
こちらから投稿して下さい。
条件1:京都大学で開講された授業の中間・期末試験またはそれに準ずる試験問題であること。
条件2:出来るだけpdfファイルにして、あまり大きくないデータ容量で投稿して下さい。その際、命名規則を遵守して下さい。不明項目は「不明」として下さい。
条件3:既にKU1025に正規公開されている試験問題は投稿しないで下さい。ただし既存のものに問題がある場合（画質が著しく悪い、一部大問が含まれていない、など）はその限りではありません。
条件4:投稿したら、Googleドライブ内のどのフォルダについて整理したかを1025.kuexam[at]gmail.comまでお知らせ下さい。
状況を見ながら、条件は追加・変更される可能性があります。
自分が整理・投稿した過去問が実際にWebサイト上にリンクとなって公開されるのは、意外と楽しいものです。
なお、
こちらに投稿されてから実際の反映までは最終的な内部の処理を人力で行なっていますので、即座に反映されるものでは無いことをご了承下さい。
KU1025は2018年7月4日に物理工学科の過去問サイトとして公開されました。ソースコードが
GitHubに公開されています。
作成者のブログに最初期の歴史が公開されています。
KUEE13という電気電子工学科の過去問サイト（現在更新は停止しています）を参考に作成されたようです。
基本的な仕組みは、Googleドライブのファイル階層構造に対応したHTMLファイルをGoogle Apps Script（GASと呼ばれる）によって作成・GitHub上にアップロードし、Netlifyというホスティングサービスを使用してWebサイトとして公開するというものです。
物理工学科には2007年まで更新されていた過去問サイトもあります。世代や学科を超えて過去問サイトの文化が継承されていることは感慨深いものがあります。
このような過去問サイトの課題は、その継承です。学生が大学（・大学院）に在籍する期間は4〜10年程度であり、その期間を越えると上手く継承されなかった過去問サイトは放置されることになります。
実際に過去、京大工学部の試験問題を収集・公開していた多くの過去問サイトがその更新を停止していることからも、そのことが伺えます。
過去問サイト（多くの個人ブログ等にも共通するかもしれません）の継承が難しい理由は、いくつか考えられます。
1、Webサイトの更新・保守といった作業自体は最低1人から出来、自分達が試験問題を必要としなくなった後は更新するインセンティブが無いため、継承するという発想に乏しい。
2、Webサイトの更新・保守には、複数の言語やサービスの仕様等についての最低限の知識が必要であり、後継者にとって敷居が高い。
3、少人数の運営では、後継者を見つけるための新歓等に相当の労力が必要。
KU1025の運営は2022年7月現在、作成者から2人目の代表の体制に引き継がれており、継承問題についても頭を使ってきました。
現在、1つの解と考えているのは、
工学部新入生歓迎実行委員会（以下、工学部新歓実と呼ぶ）との連携です。
工学部新歓実は、工学部公認の学生団体であり、
コロナ禍も収束の兆しが見え始めた2022年は、4月に新入生を対象としたクラス交流会を主催するなど、工学部新入生に対して専有的に関わる組織となっています。
基本的な運営は前年度のクラス交流会で決められたクラス会委員によって行われますが、各学科のオープンチャット運営者や、縦コン主催団体などが運営に参加しており、KU1025も運営に参画しました。
このような世代を超えた工学部学生の交流の場を軸として、これからもKU1025が引き続き運営されていくように努力していきたいと考えています。
京大wiki様とは工学部過去問の融通を始めとして、お世話になっています。よく連携して活動を行なっています。